忌宮神社ご由緒

第十四代仲哀（ちゅあい）天皇が穴門豊浦宮（あなとのとゆらのみや）を興して七年間政を行われた旧祉。
仲哀天皇のお后、神功皇后がお祀りされています。日本書紀、平安初期の延喜式神名帳に記載されている歴史の古い神社です。
忌（いみ）とは斎（い）と同じ「神聖な」「清浄な」を表します。
詳しいご由緒はこちらから

忌宮神社文化財

重要文化財（有形文化財）

忌宮神社文書（古文書372通）

延喜式内社、忌宮神社に伝わる、縁起、神事、神官に関する古文書。

紙本墨書豊浦宮法楽和歌　（1334年～1351年）

• 足利尊氏　自筆和歌二首
• 足利高経　奉納和歌二首
• 足利直義　奉納和歌二首
• 足利直冬　奉納和歌二首

忌宮神社は古くから武神として足利氏一族の信仰があり、足利氏から奉納された和歌４通。

刀　無銘（伝則宗

工芸品（刃長2尺3寸8分強）長府藩主毛利元敏　寄進。

太刀　銘　（備州長船盛光）　

工芸品（刃長2尺4寸5分5厘）萩藩主毛利元徳　寄進。

史跡・天然記念物（国指定）

満珠・干珠島　（長府沖合の島　忌宮神社境外地）

神功皇后にかかわる伝説、源平合戦では義経がこの島影に兵船伏せて待機した史実の島。
―満珠・干珠島の詳しい由来はこちらから―

山口県指定文化財（無形民族文化財）

忌宮神社の数方庭祭

1,800年前の仲哀天皇の故事に由来する。天下の奇祭とも呼ばれ、長府の夏の風物詩。

下関市指定文化財（有形文化財）

太刀　銘（備州住正広）

工芸品（刃長2尺2寸2分強）長府藩家老田代大学　寄進。

能面、狂言面

27面の大名面

能面（五面）付面箱（一合）

豊臣秀吉が忌宮神社に戦勝祈願の神事能を奉納の際、伝えられたと言われている。