写真・動画を参考に蚕を育てよう
4令~成虫までの育て方

蚕飼育セット4令2週間コース

※ 蚕は3眠の眠ったような状態で発送されます。
3眠のまま脱皮前後に届きました場合、元気がないように見えますが心配ありません。
(すでに脱皮して4令になってお届けになる場合あります。)
ご紹介の4令飼育は黄白蚕です。白繭に比べサイズ、体重、繭ともに小さくなります。

★人工飼料(餌)を与える量にご注意ください

1週間コース・2週間コース共に20頭飼育の場合食べ残しがあまり多くでない程度に与え、人工飼料の不足を起こさないようにしてください。
表の給餌量以上に人工飼料を与え過ぎると不足する場合がありますのでご注意ください。
※追加の人工飼料のご注文は、配達に3~4日かかりますので早めにご注文下さい。

飼育日数行うこと蚕の様子
蚕発送日
3眠
孵化から
12日目
カイコは2頭多く予備に入れてあります。
カイコは口から糸を出して足場とし固定しています。無理にとって剥がしたりしないでください。
餌を入れるとカイコは餌の上に移動します。
(飼育温度26℃湿度75%が目安です。)
体を4令に作りなおしています。ほとんど動かず餌も食べません。
4眠から5令になるための脱皮に掛かる時間は25℃で約1日かかります。
蚕到着日
4令1日
孵化から
13日
餌の量
15g
5mm幅
飼育容器の準備が出来るまでカイコ輸送用の容器の中に人工飼料を輪切りにして入れ、食べさせてあげましょう(長い旅をして脱皮を終えたカイコは、お腹がすいて水分も不足しています)。
輸送用のダンボール箱にラップを敷き、カイコを餌ごと輸送容器から取り出し飼育箱に移します。
3眠から脱皮して4令で配達。
直射日光、高温になる所、風が強く乾燥する所は避けてください。
湿度が低いようでしたら、キッチンペーハーを濡らし飼育箱に入れて下さい。
体長:24mm前後

動画【HD】
動画【HD】
4令2日
孵化から
14日
餌の量
15g
5mm幅
餌は千切りにして前日の餌の周りに置きます。
餌の乾燥が速いようでしたら餌は輪切りにし、2~4等分して与えて下さい。
カイコは脱皮を終え、4令になって餌を食べて、ふっくらとしてきました。
体長:24mm前後

動画【HD】
4令3日
孵化から
15日
餌の量
15g
5mm幅
前日と同じ作業を繰り返します。 カイコは盛んに餌を食べては眠っているようにじっとしています。
体長:30mm前後

動画【HD】
動画(餌の与え方)
4令4日
孵化から
16日
餌の量
15g
5mm幅
前日と同じ作業を繰り返します。 前日と同じ様子です。
カイコの成長は目に見えて大きくなって行くのが判ります。
体長:35mm前後

動画【HD】
4令5日眠
孵化から
17日
餌の量
15g
5mm幅
前日と同じ作業を繰り返します。
半分ほど眠に入りました。
眠になり餌を食べなくなりましたら餌を乾燥させます。
眠の標準日です。低温、人工飼料飼育などの場合1~2日飼育日数が延びる事があります。
半分ほど眠に入りました。
体長:42→40mm前後
4令6日眠→脱皮
孵化から
18日
餌の量
適量
眠になって餌を食べなくなったら餌を乾燥させます。
眠の遅れているカイコには餌をあげて下さい。
ほとんどが眠になりました。
体は少し縮んで頭を上げ、じっと動かなくなります。早いカイコは脱皮をしました。

蚕は脱皮前に足元に糸を吐いて体を固定して脱皮をします。
脱皮直後の蚕の体は白く、口元に笑っているような模様があります。
脱皮後はしばらく動かず、時間が経つにつれ体色が濃くなり、口元の模様も目立たなくなります。 体長:40→43mm前後
笑っているような蚕
動画(脱皮)【HD】
動画(脱皮)高画質【HD】
5令1日目古い餌、ラップは捨て、新しい餌をあげて下さい。 5令1週間コースの飼育1日目に進みます。

4令飼育環境

2009年3月5日から飼育。昼間は25℃前後に暖房 夜間は15℃前後
蚕の成長は気温に影響され、気温が低いと飼育期間が延びます。2週間コースの20頭飼育の場合は飼育期間も長くなります。

カイコ飼育セット5令1週間コース

※カイコは4眠の眠ったような状態で発送されます。
4眠の脱皮前後に届いた場合、元気がないように見えますが心配ありません。
(すでに脱皮して5令になってお届けになる場合あります。)

ご紹介の5令飼育は白繭です。黄白カイコはサイズ、体重、繭ともに小さくなります。

飼育日数行うこと蚕の様子
蚕発送日
4眠
孵化から
17日目
蚕は予備に2頭多く入れてあります。
蚕は口から糸を出して足場とし固定しています。無理にとって剥がさないでください。
4眠の眠った状態で体を5令に作りなおしています。ほとんど動かず餌も食べません。
4眠から5令になるための脱皮に掛かる時間は25℃で約1日かかります。

蚕到着日
5令1日
孵化から
18日
配達されました蚕はなるべく早く開封し、飼育箱にラップを敷いて餌を与えてください。
直射日光のあたる場所や高温になる所や、風が強く乾燥する所は避けてください。
(温度25℃湿度75%が目安です)
4眠の脱皮前の蚕はほとんど動かず餌も食べません。
すでに脱皮して5令になっている蚕は人工飼料を食べ始めます。
体長:4.5cm前後
体重:約1g

動画【HD】
動画(餌の与え方)
5令2日
孵化から
19日
蚕を取り出し、食べ残しと糞をラップごと捨てます。
飼育箱に新しいラップを敷き、餌を入れ、蚕を戻します。
蚕は脱皮を終え、5令になって盛んに餌を食べ糞もいっぱいします。
体長:5cm前後
体重:約2g

動画【HD】
5令3日
孵化から
20日
前日と同じ作業を繰り返します。 蚕はふっくらと太ってきます。盛んに餌さえを食べては眠っているようにじっとしています。
体長:6cm前後
体重:約2.5g

動画【HD】
5令4日
孵化から
21日
前日と同じ作業を繰り返します。 前日と同じ様子です。
蚕は口から少し糸を出して足場にして動きます
体長:6.5cm前後
体重:約3g

動画【HD】
5令5日
孵化から
22日
前日と同じ作業を繰り返します。 前日と同じ様子です。
お尻から頭に向かって背中に血液の流れのようなものが見えます。
体長:7cm前後
体重:約4g

動画【HD】
背脈管の様子(後)【HD】
背脈管の様子(上)【HD】
5令6日
孵化から
23日
前日と同じ作業を繰り返します。
飼育気温が高い季節は、成長の早い蚕は繭を作り始めることがあります。
蚕は繭を作る場所を求めて飼育箱から出る事がありますのでご注意ください。
前日と同じ様子です。
口から出す糸が目立ちます。
体長:7.5cm前後
体重:約5g

動画【HD】
5令7日
孵化から
24日
営繭の標準日
前日と同じ作業を繰り返します。
繭を作り始める蚕熟蚕(じゅくさん)は、餌を食べず少し縮んで茶色をおび、透き通った感じになります。
頭を持ち上げて左右に振ったり、糸を少し吐き始めた蚕は、繭を作る巣(蔟:まぶし)に蚕を移しいれます(上蔟:じょうぞく)。
まぶしに蚕を入れると、蚕はすぐに繭を作り始めます(営繭:えいけん)。
太って丸々となりました。
体長:8cm前後
体重:約6g
通常この日前後を標準に繭を作り始めます。
ご紹介の蚕の飼育は、気温が低いため成長は2日ほど遅れ気味です。

動画【HD】
5令8日
孵化から
25日
前日と同じ作業を繰り返します。
繭を作るために糸で足場を作った蚕はおしっこをします。
他の蚕やエサが汚れないように、熟蚕はまぶしに移しましょう。
営繭中は温度23℃前後、湿度60%前後が理想です。
観察用プラスチック容器、コップなどを密閉しますと蒸れて死ぬことがありますので、通気用の穴をたくさんあけてください。
また薄い繭を作り始めたら、逃げることはありませんので、通気が悪い場合は蓋を開けて下さい。
蚕は太って重たそうな体でゆっくりと動き、食事が終わるとみんな寝ているように動かなくなりました。
体長:8.0cm前後
体重:約6~7グラム

動画【HD】
5令9日
孵化から
26日
数頭餌を食べず少し縮んで茶色をおび、頭を持ち上げ左右に振り糸も少し吐き始めました。
体長:8.0cm前後
体重:約5~6g
透明なケースに入れた蚕は糸を口から吐いて繭を作り始めます。
体重の重い太った蚕は、まだ餌を食べてはじっとして動きません。

動画(熟蚕の首振り)【HD】
動画(営繭ケース)【HD】
動画(営繭まぶし)【HD】
まぶしの作り方ページ
5令10日
孵化から
27日
残ったほとんどの蚕が繭を作り始めました。
透明なケースに移しいれた蚕は丸く薄い繭の中で糸を吐いて繭を作る様子が見られます。

動画(営繭2時間後)【HD】
動画(営繭4時間後)【HD】
動画(営繭8時間後)【HD】
動画(営繭12時間後)【HD】
動画(営繭12時間後3倍速)【HD】
動画(営繭17時間後)【HD】
動画(営繭23時間後)【HD】
動画(営繭23時間後3倍速)【HD】
営繭のYoutubeプレイリスト

●5令の蚕が繭を作り始める飼育温度による日数

25℃が標準で6~7日
23℃で約8~10日
20℃では10~14日かかります。
18℃以下になるとほとんど活動をやめ、15℃以下ではエサを食べなくなります。
34℃以上は危険で、37℃になると死んでしまいます。

5令飼育環境

08年4月9日より飼育開始
上記の飼育期間:カイコの成長は気温に影響され、気温が低いと飼育期間が延びます。
飼育期間の気温:最低5℃~8℃ 最高12℃から18℃(4月)
飼育環境温度:昼間は25℃前後に暖房 夜間は15℃前後

営繭後の飼育

蚕は約3日で繭の中で幼虫はサナギになります(蛹化:ようか)。
上蔟後7日程しましたら「まぶし」から繭を取り出します(収繭:しゅうけん)。
収繭した繭の周りの毛羽を取り、羽化後にする蛾尿を吸い取らせるためにキッチンペーパーなどを敷いた飼育箱に繭を戻します。
動画(収繭)動画(繭を切って蛹を取り出す)

営繭後、繭の中の蚕はでサナギから蛾に変態し約10日~14日程すると口から酵素(こうそ)を出して繭をやわらかくし、頭で押し分けて出てきます(羽化:うか)。
繭から出てこられない蚕は繭を切って出します。
又は収繭後、サナギを傷つけないように繭のはしをカッターナイフで切って取り出し羽化させる方法もあります。
サナギは飼育箱に戻しておきますと1週間前後で羽化します。

羽化後は成虫(蛾)の婚礼ダンスや、交尾、産卵、卵の色の変化も観察することが可能です。
羽化した蚕は食べ物や水をとらず1~2週間の寿命です。


動画 繭からの羽化【HD】動画 繭からの羽化2【HD】
動画 さなぎからの羽化【HD】動画 さなぎからの羽化2【HD】
動画 オスの成虫【HD】動画 メスの成虫【HD】
動画 オスの婚礼ダンス【HD】
動画 交尾【HD】
動画 産卵【HD】
【蚕の成虫プレイリスト】

【注意】蚕は羽化後、産卵前後に蛾尿(がにょう)をします。
遠く飛ばすことがありますので洋服についたり、目に入らないようにご注意ください。
蚕の足にはかぎ爪があり、手に乗せて観察するとチクチクしたりすることもありますが心配ありません。

○詳しい飼育方法は、カイコ飼育セット付属の『カイコの飼育方法』をご覧ください。

観察がおわったら

繭は糸取りの体験、蚕を取り出し繭人形、化粧水の材料として利用しましょう。
繭人形、化粧水の材料として繭を利用するときは羽化後に蛾尿で繭が汚れますので、収繭しましたら繭を切ってサナギを取り出します。

繭で糸取りをする場合は、収繭した繭を冷凍庫で冷凍し、糸取りをする際に冷凍庫から取り出して使用します。糸取り用の繭を長期間保管する場合は、収繭後に繭の重さを量り、乾燥後に重さが半分以下になるぐらいまで繭を乾燥させます(乾繭:かんけん)。
乾燥方法は繭を冷凍庫で1日保管し、天日で3日ぐらい干します。
また布団乾燥機等も利用できます。クラフト用の繭は蛹を取り出し、直射日光を避け、乾燥した場所に保管して下さい。

お蚕さんは最後までやさしく見てあげましょう。
寿命の終わったお蚕さんは、ありがとうの気持ちと共にティッシュペーパーなどに包み、産卵した卵がある場合は、同じように生ごみとして処理してください。

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